就活で、大手の子会社・関連会社を選ぶメリットとデメリットを解説 企業研究のコツ

就活で、大手の子会社・関連会社を選ぶメリットとデメリットを解説 企業研究のコツ

企業研究

就活ではやはり有名な大手企業や躍進するベンチャー企業に目がいきますよね。でも、人気で狭き門なのが現実です。

そこで、大手の子会社や関連会社に目を向けて企業研究をしてみましょう。今回は、大手子会社や関連会社、関連会社に入社する際のメリットとデメリットを紹介します。

 

子会社や関連会社ってどんな会社?

 

大手企業の子会社や関連会社を受験するときに「そもそも子会社や関連会社ってどんな会社のことなんだろう?」と疑問に思ったことはないでしょうか?

 

今さら聞けない基礎知識として、子会社や関連会社とは何かということから紹介いたします。

子会社とは親会社の支配下にある会社

子会社とは、会社の事業部を法人化して作ったり、あらたな資本関係のある新たな会社を設立することを指します。

もとの会社を親会社ということに対して、子会社と呼んでいますので、イメージ的には親会社の支配下にある会社と考えると良いでしょう。

厳密にいうと、議決権のある株式を過半数以上持たれていれば、その会社の子会社であり、経営の権利を親会社が握っている状態を指します。

しかし、株式を持っていないけれども、親子関係が成立している会社もあります。つまり、経営権があるということだけでも、子会社と成り得るのです。

 

子会社と関連会社の違いとは

子会社と混同されやすい言葉として関連会社というものもあります。

似たような意味であるため、どちらかを間違って使ったとしても、大きな支障はないかとは思いますが、正しい知識をつけておくに越したことはありませんので、知っておくと良いでしょう。

関連会社は株式の2割から5割を保有され、経営権は握られていない会社を指します。子会社との違いは経営権の部分と、株式の割合だと理解しておきましょう。

子会社と関連会社をあわせてグループ会社と呼ぶこともありますので、それぞれすみ分けましょう。

 

子会社でも大きな会社はある

子会社と聞くと、何となく小さな会社を想像する人が多いようです。

親子関係の言葉が放つイメージから、中小零細企業を連想するのです。

しかし子会社だからといって、必ずしも規模が小さいということではあります。

大企業の子会社の場合、数千人規模の会社であることも珍しくありませんし、数百億円規模の売り上げを誇っている子会社も数多く存在します。

子会社イコール小規模というイメージは払しょくしておきましょう。

 

大手子会社・系列会社のメリット

就活では、大手企業だけでなく、中小零細企業も含めて、さまざまな会社を受験されているかと思います。

では、就職活動において、大手子会社や系列会社を受験することは、一体どのようなメリットがあるのでしょうか?

ここでは数多くのメリットの中から、特に大きなメリットとして、会社の安定感があること、大手よりも入社しやすいこと、待遇面がしっかりしていること、社会的ステータスがあること、親会社に入社しやすいことの5つを紹介します。

 

会社の安定感がある

大手子会社や関連会社で働くメリットとしては、会社の安定感があげられます。

一般的に、中小零細企業で働く場合には、その規模が小さければ小さいほど、企業の安定性は低いと考えられています。業界の中で厳しい風が吹けば、小規模企業から倒産していくからです。

しかし、同じ中小零細企業だったとしても、大手企業の子会社であれば、大きな資金や組織力に守られているため、安定しているといえるでしょう。

 

大手よりも入社しやすい

大手子会社や関連会社は、大手の親会社よりも入社しやすいという特徴もあります。

大手企業は多くの就活生に人気であるため、その分だけ就職活動でのライバル争いも熾烈を極めます。

しかし、大手子会社や関連会社であれば、大手の安心感を得ながらも、大手よりも入社しやすいお手頃感がありますので、ある意味就活での穴場的存在だといえるでしょう。

大手を受験する時には、子会社や関連会社も水平展開して受験するのも一つの手段です。

 

グループで同じ福利厚生、待遇面がかなり良い

待遇面がしっかりしているのも、大手子会社や関連会社の特徴です。

特に、福利厚生面では大手企業に引けを取らない会社が多くなっています。

中小企業や零細企業に勤めると、給料だけでなく、福利厚生も整っていないケースが多々あります。

しかし、大手子会社や系列会社の場合には、親会社の福利厚生と同じ待遇としているところも多いため、充実した待遇を受けることができるのです。

大手グループ会社になると、健康保険組合がそのグループ会社だけの独自の組織であったり、グループ内の社員が優先して使える病院を所有していたり、福利厚生施設も利用できます。

社員の研修などもグループ会社合同で行われる企業もあります。

福利厚生面も、就職活動の重要ポイントとして、必ずチェックしておきましょう。

社会的ステータスがある

社会的ステータスも、大手子会社や系列会社のメリットです。たとえば、中小零細企業に就職が決まった時に、周りの人たちに社名をいっても、知らないというケースがほとんどでしょう。

しかし、それが大手の子会社や系列会社であれば、その名前をいった時に理解してもらいやすいのです。

結果的に、良い会社に勤めたという印象を持たれやすくなるため、社会的ステータスが高くなるでしょう。

 

子会社、親会社の力関係が逆転する可能性

親会社と子会社の力関係が逆転する可能性があります。

例えば、NTT DocomoとNTTの関係です。

NTT Docomoが設立時は、名門NTTの中の多くの関連会社の一つでしたが、

今ではNTT Docomoがグループの中核です。

テレビ局も、設立当初は、新聞社やラジオ局の子会社でしたが給与や待遇は逆転しています。

時代の趨勢にあわせて、力関係が逆転します。

大手の子会社で、将来、力関係が逆転をする会社を狙ってみるのも良いでしょう。

 

親会社で仕事ができる可能性、合併の可能性

人気の大手企業に新卒として入社する場合には、熾烈な就職戦線を勝ち抜かなければなりません。

書類選考や数回の面接程度では、自分を出し切ることができずに不採用となることが多いでしょう。

でも、子会社で仕事をしていれば、親会社の社員として働ける可能性もあります。

まずは、親会社に吸収合併される可能性です。

そのまま、親会社の社員になる可能性があります。

また、親会社への出向もありえます。

 

しかし、子会社や関連会社に就職したあと親会社へ出向になれば、

籍は関連会社ですが、親会社の社員として働くことがありえます。

 

関連会社から親会社に入社(転籍)できるの?

出向先で実績を残し「極めて優秀」であれば転籍(親会社へ入社)の可能性もあります。

それは、「極めて優秀」、「余人に代え難し」の場合のみです。

基本的に可能性は低いので期待してはいけません。

それほど優秀ならば他の大手に中途入社できます。

 

大手子会社・関連会社のデメリット

大手子会社や関連会社で働くのは、メリットだけではありません。いくつかのデメリットもあります。

1.親会社から派遣された上司がポストを締めてしまい出世ができない可能性がある。

2.親会社から、いきなり素人の上司が来る可能性がある。

3.親会社の社員との力関係が低いこと。

4.親会社に比べて給料が低い場合がある。

入社してから「想定していなかった」というようなことにならないように、デメリットも知っておきましょう。

1.親会社から派遣された上司がポストを締めてしまい出世ができない可能性がある。

役員が数人親会社から来る程度のところから、部課長がはほとんど親会社の人・・・なんてこともありえます。

そろそろ、課長に昇進かな・・・と思いきや、いきなり本社から若い社員が出向してきて、課長ポストにつく。

関連会社の社員はなかなかポストにつけない、報われない。これはツライですよね。

会社によって差異はありますので、事前に情報をとっておくことをおすすめします。

 

2.親会社から、いきなり素人の上司が来る可能性がある。

親会社で全く畑違いの仕事をしていた人間が、いきなり上司につく。

素人がはりきってしまう場合もあります。

また、親会社でお荷物になっている困り者を派遣してくる可能性があります。

「子会社あるある」といえるでしょう。

 

3.親会社の社員との力関係が低い

基本的には、親会社は発注する立場、子会社は受注する立場になります。

つまり、お客様なので、純粋に取り引き上の立場に違いがあります。

また、経営権などの意思決定部分では、親会社が決定に介入する権利があります。

そして、社員間の「意識」の問題もあります。

「こっちは親会社」という意識を持っている親会社社員もいるでしょう。

「うちらは子会社だからね」という意識を持っている子会社社員もいるでしょう。

4.給料が低い場合がある

親会社に比べて給料が低い場合があります。

多くの大手子会社や関連会社の場合、親会社よりも給料が低いことが多く、待遇面で劣ります。

ただし、成績によってや、その企業によって給料体系は異なりますので、親会社の社員以上に給料を得ている人もいます。

そして、前出のように、親子の立場が逆転している会社もあります。

まとめ

大手子会社や系列会社は、大手の安定性や福利厚生がありながら、大手よりも入社しやすいメリットがあります。

デメリットも考慮にいれながら、企業研究を進めていきましょう。


お気に入りにする
就職活動やインターンの情報満載 学生のためのメディア 「キャリアゲイト」の編集部です。 学生の役に立つ情報を配信していきます。